「麻紐で石を包む会」と麻のお話

 

麻、亜麻、ヘンプとも呼ばれる麻。

ヨーガを共に学ぶあゆみさんにお声がけいただき「朝紐で石を包む会」を開催させていただく事になりました。

 

 

初めての方も作れる内容ですが、単なる体験ではなくお気に入りの石のネックレスを自分で一つ作れます。お好きな石や思い出の石をお持ちいただいても大丈夫です(2cm以上はあった方が包みやすいです)。無くても当日ご購入いただけます(硝子から透明度の高いヒマラヤ水晶まで)

一緒に楽しみながら作ってみませんか?

ご希望の方にはあゆみさんの作るパンランチをいただけます。
彼女はヨーガ仲間だけでなく、日々酵母を研究されているひなたぱんの主催者です。彼女の作るパンはとても美味しく、パン教室も好評です。私自身ご本人より先にパンに出逢ったのですが、根っからのご飯派の私も「美味しい!」と感じるパンです。是非パンランチも一緒にお楽しみください。私も楽しみにしています!

 


 

「麻紐で石を包む会」

お気に入りの天然石や、ガラス、石を麻紐を編んで包んで素敵なネックレスを作りませんか?このページに載っているものは制作可能です(どのヘンプを選ぶかで制作時間、難易度は変わってきます)

日時:8月9日11時〜15時
場所 :ひなたぱん
受講料 1800円

材料費 500円〜(石をご持参の場合はかかりません)
ひなたぱんランチ   1000円(ご希望の方のみ、要予約)

ご予約
hinatapan2012@gmail.com

件名に麻で石を包む会と入れて、お昼ご飯のいるいらないを添えてお申し込みくださいませ。

講師の交通費は来てくださった方の人数で頭割りします。(2800円なので、4人参加なら一人当たり700円の御負担)

詳細はリンク先(ひなたぱん)をご覧くださいませ。


 

「麻」はすっかり私の素材の一つとなっています。自然と行き着いたものが麻と石と硝子だったのです。彫刻を学んでいた当時は自分の素材が全く見えなかったのですが、こういうのは勝手に訪れるものなんだという事を随分時が経ってからようやく理解する事が出来ました。

石との出逢いは物心がつく前からで、気付くと石がポケットに沢山入っている子供だったそうです。その辺の石からお気に入りの一つを選ぶのは好きな遊びでした。とびっきりお気に入りの石はマンションの玄関ドアの横にある使っていない牛乳用ポストに大切に隠していたのを覚えています。

硝子は石と遠く無いという事を知ってからは硝子にも興味を持つ様になりました。自分の店を持っていた頃は積極的に扱っていた素材でもあります。

次第に持っている石や硝子で何か作りたいと思うようになり、自然と麻を触る様になりました。こうして麻と石と硝子は出逢い、気づいたら隙間時間は麻ひもを組むようになったのです。

 

麻ひもを組む、又は結んで作る事はマクラメと呼ばれています。私が日頃から行っている何かの目的の為ではなく、ごく個人的な制作という生活の中の一つの行いです。

誰かの為に作る時はその人の事を考えながら一つずつ結びます。

「結ぶ」事は日本古来から衣服など日常の中で使われていたのは勿論ですが、呪術的なものから祈り、神事までと身近な事からスピリチュアルな意味でも大切な存在でした。誰かを想いながらそれを結びに託していたのです。ぴんと来ない方は現代ならば水引を思い浮かべていただけたらその意味がわかりやすいかと思います。現代では形式になりつつありますが、日本には結びに思いを託す文化があったのです。

麻というものは日本では縄文時代から使われていた大切な素材です。神聖な植物として扱われており、神のよりしろとされていたそうです。

実際、麻が神道における神の象徴であるというのは、伊勢神宮のお札である「神宮大麻」で見て取れます。昔は実際に大麻草を使っていたそうです(現在は紙です)

戦後、大麻取締法により花穂と葉を使う事は禁止されています。栽培も許可を取る必要があります。(何故戦後大麻取締法が出来たのかは長くなるので割愛)

麻は成長が早く、農薬や肥料も必要無いくらいエコな素材です。その成長の早さは100日で4m。また、麻からは服地、マクラメに使う様な麻紐や紙を作る事が出来ます。それだけではなく麻の実はたんぱく質を多く含む食糧にもなり、実用的な意味でも素敵な植物といえるでしょう。更にフェアトレードのヘンプを使うと生産国の人達の笑顔にも繋がります。

しかし、残念ながら麻の生産量はこの20年間で1/5ほどに減少しています。

服を購入する時に素材にこだわる方はお気づきの事でしょうが、市販の服でリーズナブルなものは化学繊維になってきています。一昔前まではリーズナブルな服はコットン100%ならばすぐに見つかったのですが、最近は選ばないと天然繊維の服には出会えにくくなったと感じています。発色やデザイン性、重さ、コストダウンなど様々な理由はあるものの、麻に限らず天然素材で作られているもの自体が減ってきてしまっているのです。

天然繊維は使い終わった後も負担無く自然に還ります。個人が何を選ぶかは小さな事ですが、トータルで見ると大きな調和に繋がるのではないでしょうか。

この20年間を十代から30代と生きていきた私にとって、麻に限らず色んな問題を感じていますが、個人として出来る事の一つとして麻を結び続けたいと思っています。

硬い事を書きましたが、当日は石のお話を皆でしながら好きな色の麻ひもで好きな石を包んでみませんか?