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2022年 目標の立て方

お正月に更新もせず、今頃になってやっとの更新です。
本年もよろしくお願いいたします。

ここから先はほとんどの方には無意味な文章かもしれません。目標設定や進み方について考えておられる方で、ご興味がおありでしたらご覧ください。

責任を持つ事にした昨年と4年の覚悟

去年はコロナ禍での生活に慣れた1年でした。
コロナで白紙になった生活を立て直した年でもあります。

戻ること、戻らないこと、戻る気配のないもの、また戻るかもしれないもの。
収束を待ちながら、何をするのかを考えた年でした。

そして、待っていても進めないと判断して自分で責任を持つことにしました。
「自分で考えてどう進むのか」
その結果がどうであれ全部責任を持つという意味です。

コロナのような感染症を一種の戦争と考えるならば、歴史的に見ても最低4年は続くと考えられるそうです。戦争?どういう意味だろう?とお思いの方は有識者の発言などを調べてみてくださいね。4年となると、今年もまだ変わらない事が考えられます。

そういうこともあり、私は自分で自分の行動を決めて責任を取ることにしました。

目標のアップデート

お祈りやコーラムで捧げるお花。寒い時期にも絶やさないように庭にお花を植えています。

サンカルパはアップデートしていくものです。お祈りしていない人も自分の目標もアップデートしていく必要があると感じています。

サンカルパとはसङ्कल्पः [saṅkalpaḥ]と書きます。

「私は○○の為に○○します」という決意表明のようなものです。

朝のお祈りでも前半にもサンカルパを行います。それだけ?と思われたかもしれませんが、これを毎日しっかりできている人と、漠然と年始に目標を立てた人で全く違ってくることは想像に難くありません。

目標は今の自分に合わせてアップデートしていくことでより登っていけるものです。子どもの頃は美味しいおやつを食べることが目標かもしれませんし、学生時代は良い成績を取ることかもしれません。社会人になってからは仕事のことやライフステージによって変わってくることはイメージしやすいことでしょう。

ぜひ、お祈りとか興味がない方もご自身の目標をアップデートすると、目標に更に近づける素敵なことが起こるかもしれません。

目標はどうやって立てる?

私の人生はもう折り返し地点は過ぎています。目標をアップデートをする時に40代であればもっとシビアに精度を高くする必要を感じました。そうなると逆算して目標を立てることをしないといけません。

人生の終わり、つまり、死ぬところからの逆算です。

預言者ではないので何歳で死ぬのか正確にわかりません。でも、70歳で今のように働く事ができないのは確実です。もしかしたらもうこの世にいないかもしれません。

それくらいの予測を立てながら人生の目標を設定し直したら、自然と今やる事が浮かび上がりました。

人生ってぼんやりしていたらあっという間に終わってしまいそうです。人によっては怖さを感じて逆算もしたくなくなるかもしれません。でも、それができたら自然と本気になれるともいえます。本気になると自動的に進みたい方向へ流れ出します。

誰もが年も取りますし、成長もしますし、衰えます。
皆さんも人生を逆算して目標設定をしてみてはいかがでしょうか?

過去と未来の融合

時間の概念を思い浮かべながら描いたコーラム。

サンカルパを見直し、今の自分が目指すべき目標が浮かび上がったら、過去と未来が融合されるかのような感覚がありました。

過去に学んできたことや仕事は、その時には意味に気づいていないことがよくあります。夢を追いかけて選んだ大学、わけがわからないまましていた仕事、生活の為の繋ぎの仕事、天職だと思っていたのに事情で続けられなかったお仕事などなど。

それらの意味が一気に繋がり、学んできた意味、過去の挫折すら理解できました。それが後づけの理由であっても、自分で理解できた事が大切です。

人生は本当にとてもうまくできています。

与えられたこの人生で、できることの集大成に向けて進んでいきたいです。
皆さんはいかがでしょうか?

貢献できる人間になること


「貢献する側になる。」

ヴェーダーンタを学んでいるとよく言われることです。

過去にある先生から言われた事があります。

「自分の能力を活かせていない人はヴェーダーンタではケチな人と言います」

その時は面白い表現だな、と思ったものですが、自分がそのケチな人であることに気づくまで時間がかかりました。しかも相当なドケチでした。

ある時、今まで学んだこと、身につけてきたことを私はほぼ自分の為にしか使っていないことに気づいたのです。正確には、そこに向き合うことを先延ばしにしていました。

自分はそんな人間じゃない、もう少しゆとりある生活をしたい、まだ早い、何度もこんなことを言ってきた気がします。そうやって先延ばしして自分を狭めていたのは自分自身でした。

そこから身の回りから貢献する練習をしながらこの数年生きてきた気がします。練習問題はもう終えた気がするので、今は自分ができる最大限の貢献ができるように進み始めることにしました。

コンフォートゾーンを抜け出す

父の家にて朝の6時半頃の東の空。未来への希望を感じるような素敵な朝でした。

コンフォートゾーンとは、自分のスキルの範囲内でストレスなく仕事ができることです。仕事もうまくまわるでしょうし、充実もしているでしょう。でも、一番成長できるのはコンフォートゾーンの一歩外側にいる時だそうです。

緊張もしますし、苦労もストレスもあることでしょう。思い出せば社会に出はじめた頃は当たり前のことでした。振り返ると一番成長していた時期です。

大人になった今では、持っているバラバラだったパーツが立体的に組み合わさり、グレードアップしてそれが正しく動き始めたのかもしれない、そんなワクワク感と緊張感が同居しているような感覚です。

コンフォートゾーンの一歩外に出てみることに興味が出てきませんか?

ラーニングゾーンで成長すること

コンフォートゾーンの一歩外側はラーニングゾーンと呼びます。名前の通り、よく学べて成長できる場所です。

私は2021年から苦手な英会話を学び始めました。読み書き聞くばかり練習していた私は驚くほど話せません。でも必要だと感じたので話すことに特化して学び始めています。全然コンフォートじゃありません。

いきなり人生をかけてでドーン!と飛び出さなくても、このように習い事でもラーニングゾーンに出る練習ができる思います。やろうと思っていたけどしていなかったことに挑戦するのも良い練習になりそうですね。

ラーニングゾーンに足を踏み出す練習から始めてみてはいかがでしょうか?

その繰り返しをしていると楽しくなってくるのでやったこともない事への挑戦をしたくなってきます。更に広げ、更に深めるために目標をアップデートする繰り返しが必要ですね。

そして必要なお祈り

やっぱりお祈りは欠かせません。
日々のお祈りは仕事で出られない日が増えてきましたが、一人でも続けています。

最近ではアメリカの大学でも祈りの効果を研究しているところもあるそうです。その辺りの引用は今回は避けますが、自分自身でその効果は感じています。頭の整理、優先順位のつけ方、認識の良い方向への変化はこの数年間だけでも大きいと感じています。

自分の幸せは勿論、身近な人のためのお祈りすることから始めてみてはいかがでしょうか。

それぞれが自分の世界を広げていき、学びと理解は深められる年になりますように。
皆様にとて素晴らしい年となりますように。


सर्वे भवन्तु सुखिनः ।
सर्वे सन्तु निरामयाः ।
सर्वे भद्राणि पश्यन्तु ।
मा कश्चिद् दुःखभाग् भवेत्  ।।

皆が幸せでありますように。
皆が病気せずに健康でありますように。
皆が良いことを見続けていられますように。
誰も不幸を背負うことがありませんように。

日本語訳
『祈りの理論 & サンスクリット語の祈りのことば』Medhā Michika 著 より
ギータージャヤンティの時のプラサーダ。

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