限りなく空洞に

「1日限定 Sivananda Yoga 夜クラス @ 生活ヨガ研究所」を終えました。

以前より「生活ヨガさんでしてくれたら良いのに」というお声を参加者の方からいただいていました。その生活ヨガ研究所さんで1日限定クラスを行わせていただけた事に感謝致します。お寺に来られてる方に大人気の生活ヨガさんですが、行ってみて納得、お寺と生活ヨガさんは気に入る何かが共通しています。面白いですね。

受付の段階でシヴァナンダヨーガは初めてと仰りつつアーサナは日頃からされている方が殆どでした。最初に少しお話をしてから、ガイディングは丁寧にしつつもベーシックなシヴァナンダヨーガのシークエンスを行いました。最初から真剣に向き合っている事が伝わってきました。

実は考えていた事とは結構違う事を最初にお話しました。「クラスはライブだよ」と仰った先輩の言葉、講義はその時いる人に向かって話していると仰る先生方のお言葉、その感覚の理解が回を追うごとに深まっています。

そして驚きつつ嬉しかったのが皆さんの「Om」のお声が大きく響いた事です。これはインド以来の体験でした。ご感想で「鐘の音みたいだった」というものもあった程です。マントラもお声を出してくださる方もいらして空気感が一気に集中モードになっていくのを感じました。

この様に生活ヨガ研究所さんは安心を感じる空間です。

クラスの空気は場所や参加者、人数、気候、時間帯などでも毎回変わっていきます。この日は気温も参加者の集中力、興味、生活ヨガ研究所さんという場所の力も全てがうまく調和していました。そして全て終わってから拍手をいただいたのは初めての事でした。

その拍手はスワミ・シヴァナンダジからスワミ・ヴィシュヌデーヴァーナンダジ、そしてスワミ・ゴヴィンダナンダジと受け継がれた知識を私はフルートの様に空洞になってそのエッセンスを伝えられているだろうか?という疑問を少し小さくしてくれました。このシークエンスはスワミジが作り、伝えて来られたものですから、真っ直ぐ伝えられていたら良いと感じていただけるものです。良くないというお声が多いならばそれは私が変に曲げてしまった、フルートが曲がりくねっていてうまく伝わっていないという事です。

私はクラスを行う時は「限りなく空洞に」と思っています。

 

よくお顔を拝見する方々、お久しぶりの方々、初めてお会いした方で集中してクラスに取り組んでくださった方々、そしてクラスを持たせていただいた珠数先生、スワミジ達や私に教えてくださった全ての先生や先輩方。至る所に感じるグレース。本当に有り難いですね。

帰り道、駅を出ると冷たい雨でした。買ったばかりのビニール傘をさして、自転車置き場から自転車を出してる時点で濡れるウェアにヨガマットにリュック。

インドで降られた時はこんなものではなく、スワミジに「水たまりのコブラに気をつけて」と言われて恐れ戦きながらずぶ濡れで部屋まで戻った事が蘇りました。傘もささずに歩いてたなぁ。白いパンツが数日で土で赤茶けて、何本白いパンツを買った事か。笑 と思い出しながら自転車でずぶ濡れで帰りました。

 

珠数先生の撮り方が上手な事も加えて皆さん良い笑顔。Jay!

 

あたたかかったです。


Continue reading →

再現料理から発展parathaもどき餃子

よくベジ餃子を作って食べるのですが、餃子の皮の枚数と具の量の加減がうまくいかないんですよね。今日は具が余りってしまいました。

そこで思い出したのがこちら。

フォートコーチンでベジレストランで検索かけたら引っかかったお店に入り、頼んだparatha。予想斜め上の物が出て来てその時は面食らいました。

これはジャガイモや人参などがparathaの生地に包まれてフライされたもののようでした。美味しいけど重い・塩辛い・スパイシー過ぎる!というインドの外食あるあるなパンチの効いたお料理でした。そんなわけで半分でお腹いっぱいに。

残ったのを見た店員さんが「終わり?」と確認しにきて「お腹いっぱいで食べれないわ、ごめんね」と言うと「包むから持って帰ると良いよ」って言って包んでくれました。その後にドヤ顔で自分の頭を指差して「おれっち気が利くだろぉ?」みたいなジェスチャーをしながらにやっと笑った顔が印象的でした。

余談ですが日本でもインド料理屋さん、ネパール料理屋さんは気軽に包んでくれますよね。日本人経営のお店では頼むのもはばかられますが、気軽にしてくれる彼らのお店が私は好きです。もったいないお化けも出てきません。

話を戻して、揚げずに焼いて軽くして、塩を減らして、スパイシーを加減したら良いんじゃない?というのが頭の片隅にあったのでparathaの生地で残った餃子の具を包んで焼いてみました。

出来たのがこちら。

 

見た目はかなり落ちましたが味はいけました。餃子の具とはいえ私はニンニクを使わないので生姜の効いた野菜の包み焼きなんですね。外はパリッとしていてほどよく中で野菜も蒸された状態で良い感じです。中身が餃子の具だったのでお酢と胡椒でいただきました。

これ色んな野菜でやってみたら美味しいのではないでしょうか。
チーズとか挟んだら絶対美味しいですね!トマトとバジル挟んだらイタリアンな雰囲気にもなって最高でしょうねー。

因みにparathaの生地は手を抜いて冷凍を使いました。原材料を注意して見ないとマーガリンとか入ってるのも多いのですけどね。検索したらネットでも沢山お店が出てくるので試したい方はどうぞ(リンクはGoogleの検索結果です)。輸入品コーナーに置いてあったりもします。まぁ、アーユルヴェーダ的には冷凍食品は駄目駄目でしょう。ただ、料理をするのは好きなのですがどうも粉を練って伸ばす系だけは苦手でよくわからない塊になってしまうのでトライする気も起こらないんですよね…。手がいつも人より熱いからでしょうか。寿司職人を目指す少年でなくて良かったです。

苦手な事より得意な事をどんどん伸ばして行こう派です╭( ・ㅂ・)و  グッ

 


【再現料理から発展parathaもどき餃子】

1.冷凍parathaを常温で放置して曲げても割れないくらいの柔らかさになるのを待つ。
(私はお腹が空いていたので熱い手で挟んで溶かしましたが)

2.余った餃子の具を乗せてパタンと二つ折にする。

3.張り合わせた再度をフォークで跡をつけていくようにして口が開かないようにする。

4.フライパンにオイルをひいて両面焼いて火が通ったらできあがり。


書くまでもありませんが、どれだけ簡単なのかをお知らせしたく思い書いてみました。

チャリタブル・ヴェーダーンタの初日を終えて

今日はチャリタブル・ヴェーダーンタ勉強会@大阪の初回でした。

37名の方がご参加くださいました。
皆様が色々助けてくださり、無事終える事が出来ました。
ご協力ありがとうございます。


講義をざっとあらすじで振り返ってみます。

サンスクリットは基本から、発音一覧表を見ながら「sthāna(音を出す場所)」と「yatna(音の出し方)」から丁寧に教えてくださいました。サンスクリットの基礎を教えてくださる先生は沢山いらっしゃると思うのですが、ここをMedhā先生から習うというのはとても素敵な事だといつも感じます。

チャンティングは3回「śāntiḥ(平穏)」を唱える理由から始まり、「3つのaśāntiḥ」、ガネーシャへのプレイヤーの練習。「anusvāra」の音の変化についてなどを学び、プレイヤーを覚える為に掛け合い式で唱えたりもしました。

ヴェーダーンタはプレイヤーとその解説から始まりました。シヴァからずっと続いているグルパランパラを敬いますという内容でした。続いてヴェーダに向かう姿勢として「pramāṇa」「śraddhā(信頼、時に信仰とも訳される)」のお話、「purṣārtha【pursa(人間)+artha(望まれているもの)】(人生の目的人間の望むもの)」の「artha」「kāma」「dharma」「mokṣa」説明の途中で時間が来ました。

宿題も出してくださったので2回目の21日までに進めておけたら良いですね。


初めてきちんと学ばれる方から長く学ばれている方、私の様にここ数年という方など様々でしたが「楽しかった」「興味深かった」「嬉しかった」などの感想を口にされていました。初めての場合だけでなく、何回か耳にしたトピックでも学びがあり、知ってるプレイヤーも何度習っても自分の癖や間違いに気付いたり、修正したり「よりスークシュマ」という事が体感出来ている様で嬉しいです。

個人的には「śraddhā」の所で仰った「理解に努めようとオープンである事」という所が学ぶ側にとって大切なポイントだと感じました。また「カルマとは自由意志を使ってこの世界を生きていくこと」のお話も素敵で気に入っています。

運営面では初回という事もあり、手探りの部分が大きくご迷惑もおかけした事もあったかと思います。いただいたご意見で可能なものは今後の勉強会に活かしていければと思っていますので、お気づきの点はお知らせいただければ嬉しいです。

Medha先生、ご参加くださった皆様、お手伝いくださった方々、ご意見をくださった方々、皆様ありがとうございました。次回もよろしくお願い致します。

次回は4/21(土)Aスタジオです。
お席が残り僅かとなっております。
お悩みの方はお早めにお申込くださいませ。

1日限定 シヴァナンダヨーガ 夜クラス @生活ヨガ研究所

有り難い事に生活ヨガ研究所さんにてシヴァナンダヨーガの体験会という事でクラスを持たせていただく事になりました。

生活ヨガ研究所さんの事は以前から名前を知っていました。何故かというと心光寺さんに来てくださる方からよく聞いていたからです。多くの方が通われているという事は素敵な先生がいらっしゃるのだろうと気になっていたのでした。実際、最初にお話した数回のメールだけで頭の柔らかい素敵な方なんだろうなぁという印象を受けました。

生活ヨガ研究所さんを運営されているのは珠数孝先生と仰って沖ヨガを学ばれた方です。ヨーガには一般的に「流派」という言葉があります。私は「流派」に囚われたくないのですが、現実としてシヴァナンダヨーガを学び、クラスを持たせていただいているので私の流派はシヴァナンダヨーガなのでしょう。そして珠数孝先生は沖ヨガなのでしょう。こうして沖ヨガという日本を代表するヨガを学ぶ教室でシヴァナンダヨーガのクラスを持たせていただける事に心より感謝致します。

クラスを持つようになってから、思っていたより流派を気にしている方が多いという事を知りました。私自身もシヴァナンダヨーガを好んでここ7年程それ一本で続けてきています。学びたいと思った先生がシヴァナンダヨーガを教えてらっしゃったから、自分が学びたい事を学べるからという理由でしたが、端から見たらシヴァナンダという流派を大切にしている人に見えているかもしれません。

スワミ・シヴァナンダが「全ての宗教は尊い」と仰ったように、目的が同じであれば流派とは「どの道を歩くか」だけだと思っています。クラスを持ち始めた頃に「あなたのはシヴァナンダヨーガの直系の流派ではない」と言われて驚いた事がありました。スワミ・シヴァナンダには沢山のお弟子さんがいらっしゃって、私はスワミ・ヴィシュヌデーヴァーナンダの直弟子のスワミ・ゴヴィンダナンダに師事しています。ゴヴィンダナンダジのクラスは他に比べる事が出来ないくらい好きです。そのお弟子さんのシータさんのクラスも好きです。でもスワミ・チダナンダの所で学ばれた友永先生のクラスも本当に素晴らしくて好きですし、スワミ・サッティヤナンダのベーシックなパワンムクターサナをゆったり行うのも誰でもゆっくり無理なくほぐれるので好きです。そのスピリットがきちんと伝わっているならばみんな直系という気持ちです。色んなシヴァナンダヨーガの先輩方や友達のクラスを受けるのも好きですし、シヴァナンダを学ばれた方の他のクラスを受けるのも、ご縁で受ける全く別のヨーガのクラスも楽しいです。そして最近はアーサナ以外ではプージャスワミジことスワミ・ダヤナンダの弟子であるみちか先生やムクティ先生の所でサンスクリットやヴェーダーンタを学ばせていただいています。

勿論スワミ・ダヤナンダやスワミ・シヴァナンダという偉大な方にも先生はいらっしゃって、その先生にも先生がいらっしゃいます。辿って行くとシャンカラチャーリャやダクシナムールティやシヴァまでいってしまいます。そう考えると流派に囚われるのはあまり意味が無いと感じています。

「グル」という存在は節操なく沢山持つものではないのは言うまでもありませんが「ここ!」と決めたら同じ方から長く学ぶ事も深く学べるので素敵です。でも最初から自分の「ここ!」が簡単に見つかるとは限りません。私は出逢うまでは10年ほどジプシーしていました。そのお陰で学びたい場所が明確になりました。それにジプシーしてた時は今程深くコミットできていませんでしたが、色んな経験をして考える時期だったのだと思っています。

「ここ!」という場所は、出来るだけ伝統に沿った学びをさせていただける所という基準を私は持っています。後は直感です(私は直感で決めてきました)。そして運です。

運と書きましたけどグレースですね。
サンカルパをはっきりさせて、祈って、必要な学びが得られる事を心から願っています。
私だけでなく、学びたい方全てがそう在れば良いなと感じています。

 

話が広がっていってしまいましたが、最初に戻って生活ヨガ研究所さんにてシヴァナンダヨーガの1日限定の体験会を行わせていただきます。初めての方にもわかりやすくシヴァナンダヨーガって?という所からベーシックなシヴァナンダヨーガのシークエンスをお伝えしたいと思っています。

よろしくお願い致します。


1日限定シヴァナンダヨーガ夜クラス 〜シンプルに満ちる時〜

【日 時】 2018年4月14日土曜日 18:30~20:30
【料 金】 2500円(レンタルマット付き)
【場 所】 生活ヨガ研究所 〒540-0031 大阪市中央区北浜東1-29北浜ビル2号館7F
TEL:06-6949-3553
【最寄駅】 ◎天満橋駅下車 徒歩8分
◎京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m
◎京阪・地下鉄堺筋線「北浜駅」30番出口より東へ500m

【ご予約】 以下のリンク先である生活ヨガ研究所さんのフォームよりお申込くださいませ。

1日限定 シバナンダヨガ夜クラス


 

チャリタブル・ヴェーダーンタ勉強会 お問い合わせなどのまとめ

「チャリタブル・ヴェーダーンタ勉強会@大阪」にご興味お持ちの方へ。
お問い合わせが多いご予約とキャンセルについて、運営費、ビクシャーなどについて、改めて説明致します。


◆お申込の締切
お申込の締切は5日前の22時までとさせていただきます。この締切は昼食の手配の為に必要な日数です。ご協力をお願い致します。

◆キャンセルについて
キャンセルは4日前の22時までにお願い致します。昼食の数の調整、キャンセル待ちが発生している場合はお待ちの方への連絡などが必要になりますのでご協力をお願い致します。4日をきってからやむを得ない事情でのキャンセルの場合は欠席が決まった時点でお電話にてご連絡くださいませ。移動中や電話中で出られない場合は留守番電話に録音をお願い致します。電話番号はリマインドメールにてお知らせ致します。

◆確認メールについて
お申込いただいた方には確認メールをお送りしています。万が一確認メールが届いていない方はご連絡くださいませ。その際にgmailからのメールを受け取れるよう設定をお願い致します。確認メールはmahasakti.nao@gmail.comよりお送りしています。

◆遅刻、早退について
基本的には1日全てのクラス(昼食も含む)にご参加いただける方のお申込をお待ちしております。やむを得ない事情で遅刻された場合も運営費は500円頂戴致しますのでご了承くださいませ。

◆教科書について
当日まで間に合わない場合はKindleでも購入が可能です。Kindle Unlimitedであれば無料でダウンロード可能です。1ヶ月お試し期間もあるので間に合わない方は以下のリンク先よりご確認くださいませ。尚、Kindle本体が無くても無料のアプリケーションをダウンロードする事でPC、Mac、スマートフォンで利用可能です。

「祈りの理論&サンスクリット語の祈りのことば」
わかりやすいサンスクリット語の発音と表記

◆食事前のギーター15章チャンティングが載っているものは?
今回必須の教科書ではありませんが、

◆会場費、運営費について
会場費、
運営費はスタジオのレンタル代をはじめ、クラス中に使うホワイトボードシートやマーカーなどクラスに使う物の購入などの費用を指します。

◆ビクシャーについて
分かりやすい説明がMedha先生のBlogにありますので引用致します。

家庭を持っていない、勉強に専念している人、つまり、サンニャーシンとヴェーダの学生(ブランマチャーリン)に対して、勉強をし続けてもらうために、食事を提供することを、ビクシャ―と言います。

ビクシャーのスポンサーをすることを、アンナ・ダーナ(食べ物の分配)と言います。

ビクシャーを与えることが出来る、唯一の立場にいるのが、家庭人(グラハスタ)ですから、キャンプの時など、家庭人でもビクシャ―を体験して食べることは出来ますが、家庭人までビクシャーを当てに生きるようになると、文化的な社会が崩壊してしまいます。という点は、スワミジがよく指摘していましたね。

ダクシナ、ダーナ、ビクシャー、そして運営費など諸々、これらを総称して、寄付ということも出来ますね。お礼やプレゼントはそのままの呼称で良いでしょう。

いずれも、消費者から貢献者へという自己成長を後押しする象徴的なステップです。

他にもわかりやすい説明が書かれていますので、ご興味ある方は是非直接ご覧くださいませ。
Medha Michikaの世界:ダクシナ、ダーナ、ビクシャー等の言葉の使い分け方

◆農家さんへの支援など
「チャリタブル・ヴェーダーンタ勉強会」の「チャリタブル」は「チャリティ」の形容詞です。失われ行く固定種・在来種の種を守りながらその事実を無農薬、無化学肥料で農業を試みておられる「NPO法人 里山・限界集落けんこう農房」さんへの支援を募るという趣旨もある為この様なタイトルがついています。尚、支援はご賛同いただける希望者のみで強制ではございません。

◆ご飲食について
受講者のお飲物のご用意がございませんので、必要な方は各自お持ちいただきますようお願い致します。昼食はヴェジ弁当を用意致しますが、追加でご持参を希望される方は動物性食品のお持ち込みはご遠慮くださいませ(エキス、出汁も含む)。また、ご飲食は休憩時間にお願い致します。

また、ゴミの処分が建物内では出来かねますので、恐れ入りますが各自お持ち帰りにご協力をお願い致します。

◆先生へのお礼(ダクシナ)について
先生に直接お礼をしたいとお思いの方は、最終日又は出席される最後の日のクラス終了後にお渡しくださいませ。

 


お問い合わせ、ご不明点がございましたら以下のメールアドレスまでお願い致します。

mahasakti.nao@gmail.com(山下)

Kolamの事と、日本で続ける為の米粉について

長年ランゴーリというものをやってみたいなぁと漠然と思っていたのですが、私の行ったケーララでは家の前に描かれている事はありませんでした。時代なのかな?とも思っていたのですが、飯能のキャンプでみちか先生にちらっと話してみたら詳しく教えてくださったので今もあるんだ!いつか習ってみようと心に決めたのでした。

そして今回のインド滞在の一つ目の目的であったグルクラムでのヴェーダーンタキャンプの時にみちか先生がアレンジしてくださって習える事になったのでした。心に決めた事があっさり3ヶ月以内に叶ってしまう驚き。グレースですね。

長年ランゴーリと思っていたのですが、私が思い描いていた白い線で美しい模様を描いている「あれ」はコーラムと呼ばれている様でした。後々ケーララの人達にも聞いてみるとタミルナードゥで盛んに行われているのだとか。またチェンナイでは毎年1月にコーラム大会なるものも行われているそうです(ドキドキしますね!)

さて、このコーラムとは何でしょう?ただのきれいな模様でしょうか?
この模様は米粉で描かれているのですが(描きやすくする為にストーンパウダーも混ざってました)それが蟻さんのご飯になるそうです。つまりブータヤグニャ(動植物に貢献すること)の一つです。また、富の神様であるラクシュミーを呼び寄せるとも言われています。昔のインドでは玄関前にコーラムが描いていたら誰にでもご飯を振る舞うという意味もあったようです。インドでは突然の来客は吉兆とされています。事前に約束する方が良くないというのを知った時は驚いたものです。

 

これは教えてくださったレーバティーさんがテンプル前に描かれた物です。
朝のプージャが始まった頃からすらすらと描き始めます。
みんな先生であるレーバティーさんにくっついて毎朝お掃除をしたりじーっと指先を見つめたりして皆で勉強して、少しずつ小さな所から描かせていただきました。

 

 

プージャは始まっているので上から聞こえてくるマントラ。
その中で集中してコーラムを描くのは本当に素敵な時間です。

 

 

これはアップの写真。長年描き続けておられるから出来る迷いの無い線が素敵です。

 

 

これは私が初めて描かせていただいたもの。
ですが、これスヴァスティカの方向が逆回転なので失敗です><
逆回転は不吉だそうです。ごめんなさい。

 

そしてこれはアシュラムでスワミジに許可を得て毎朝玄関前に描かせていただいた物の一つ。これは日本語通訳をされていたきょうこさんとの合作です。今回とても気に入ったものの一つです。

4時に起きてシャワーを浴びて出て来ると誰よりも早く野菜のカットをしているゴパールジに挨拶して、足りなかったら粉をわけてもらったりしながら暗闇で掃除をしてから描いていました。途中からひろみさんがブティックに来て灯りがつき、何かのシュローカやマントラの動画を流すので、それを聴きながらもくもくと描きます。終わったら瞑想に合流するのですが、ここから瞑想に近い状態でとても良い時間でした。

Continue reading →

チャリタブル・ヴェーダーンタ勉強会の支援先について

チャリタブル・ヴェーダーンタ勉強会の支援先である「NPO法人 里山・限界集落けんこう農房」さんについてお知らせ致します。

お話をお伺いしたのはNPO法人里山・限界集落けんこう農房の事務局長の松原宏子さん。農業のイメージとは違った華やかなキャリアウーマンの雰囲気漂う女性が現れた時は少し驚きましたが、静かにわくわくした自分がいました。

松原さん達はただ無農薬の野菜を作っているのではなく、「固定種・在来種で縄文農法にて農業を行っている」方です。これだけでは分かり辛いと思いますので簡単に説明させていただきます。

作物の種には「固定種」「在来種」「F1種」という種類があります。スーパーで普通に買える野菜の多くが「F1種」という種を使って栽培された野菜です。そしてここ50年ほどで増えたというこの「F1種」は一世代のみの種です。その代わり育てやすく「規格通り」に育ちやすいとう特徴があります。これは農家から見ると廃棄処分が少なくなり有り難いものでもあります。しかし一世代のみですからその種から次の世代は育たないという特徴があります。この事実をご存知ない方は多いのではないでしょうか。

この「規格通り」というのはあくまでも販売する時の規格であり、自然界では存在していないものです。あらゆるものが循環している中に「循環する事がない規格の野菜」がメジャーである事を知った時、個人的には強い違和感を覚えました。そしてそれを主に食べている私達は…?と考え始めると色んな疑問が出てきたのが最初に「種」の事を考えるようになったきっかけでした。

残念ながら本来使われていた「固定種・在来種」と呼ばれる種は失われかけています。応援したくてもスーパーなどでは「固定種・在来種」のお野菜を気軽に購入するのも難しい状態です。何故ならこれらの種は「F1種」より収穫量が下がり、規格に合わない作物になる事も多いので流通させにくいからです。また、そういった規格内の安い野菜の方がよく売れるという消費者側にも原因はあります。また、一般的な農家さんは生活もかかっているので「固定種・在来種」を使わなくなっていくという現実もあるのです。

消費者目線であれば安くて見た目が奇麗な野菜なら良いとお感じになるかもしれません。実は無農薬の野菜に変えるだけでも味の違いがある事をご存知でしょうか。また、続けて無農薬の野菜を摂り続けているだけで体調が良くなる方もいらっしゃいます。そして固定種や在来種の野菜を食べてみるともう一段階豊かな味だとわかります。自然の味ってこういうものなのか、と驚く程違いがあります。そして何より美味しいだけでなく、循環の中にある自然なものです。

固定種や在来種の野菜は収穫量が減り規格外になるかもしれませんが、強さがあるので実は農薬が無くても育ちます。つまり「固定種・在来種」の野菜を育てる事は無農薬栽培にも繋がるので一石二鳥といえます。また、松原さんがされている縄文農法では農薬や化学肥料だけでなく有機肥料も使っていないのです。つまり循環の中でその生態系の力だけで作っているのです。これをお聞きした時は本当に素敵だなぁとじーんとしたものです。ここまでされている農家さんは少ないのではないでしょうか。

松原さん達が奥丹波で作っているのはメインが黒大豆、そしてインドにご縁がある人ならお馴染みのターメリックこと秋ウコンなどです。

秋ウコンは加工されて食用にもお肌にも使える「AKI UKON OIL」として販売されています。勿論、在来種の種で縄文農法(農薬、化学・有機肥料、除草剤などケミカルな薬剤不使用)で作られています。

お話は種の話も含めて素晴らしい事が多かったのですが、特に素敵だと感じたのは現在の農業の問題点や失われていく「種」の問題に対して悲壮感や怒りではなく、固定種・在来種の伝統野菜を土壌の生態系に力で育む縄文農法を明るく楽しみながら問題を乗り越えて行ってらっしゃる事、そしてそういった農法や種の事を知ってもらう事に焦点を当てて活動されている事です。お人柄だけでなく、明るく前向きでパワフルな希望を感じました。

その原点回帰で自然に無理なく循環する農業を目指されている事、またその事を知ってもらおうと楽しみながらいきいきとされている活動を支援させていただきたいと感じました。

今はまだ人も少なく(約10人ほどとのこと)、一緒に作る仲間を増やし、農地も増やして行けたらとお思いです。今回、チャリタブル・ヴェーダーンタ勉強会で集まったドネーションは全て縄文農法を行い、固定種・在来種を守ろう、知ってもらおうと活動されているNPO法人里山・限界集落けんこう農房さんにお渡しします。

ご興味おありの方は是非Webサイトをご覧いただければと思います。

NPO法人 里山・限界集落けんこう農房