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門の向こうを走る人影

「閃き」と言う字は、見るからにキラーンと閃いた字面だと感じています。成り立ちを調べた事がありますが、門の向こうを人がさっと通ったのが見えた瞬間だそうです。門に入って来るのではなく、門のあちら側をさっと通り過ぎた人が見えた瞬間です。

それまで「門に入ってくる人」と思っていました。何故?と思ったのですが、閃いたからと全て拾って実現させるとは限りませんし、毎回正しいとも限りません。「お金がないから無理!」「今忙しいから!」とまた深い所に追いやってしまう事が人間にはあるので、閃きの時点では中に入っていないのではないでしょうか。これは自分の推測ですが。

私はどちらかというと閃きが多いタイプです。よく門の外を人が走っています。でも全てを拾うには時間も体も能力も足りません。どの人を招き入れるのか(どの閃きを選択するのか)を気をつけています。勿論選択ミスも多々あります。

 

恐らく今もAさんの胸に光っているハーキマーダイアモンド。閃きは原石のイメージです。

 

頻繁にある閃きに対して、毎回「運命だ!」とならない人です。
元々疑い深い人ですし(よく言えば慎重?)な人です。
ただ、「運命だ!」と感じたら必ず進めます。

滅多と「運命!」と感じないので、それが来たら考える暇なく決断します。そういう時は相談もなく、口を開く時には決めた後です。この先生に習う!と感じた時も、インドまで学びに行った時もそうでした。

 

先日は心光寺さんのシヴァナンダヨーガクラスでしたが、お休みが多く初マンツーマンでした。心光寺さんには申し訳ないのですが、マンツーマンクラスが大好きです。自宅クラスでも月に1日はマンツーマンになる日があります。また、少人数制なので時々他の日もそうなる時があります。そしてどのクラスも大好きです。

毎回集中していますが、一人だと妥協する事なく、その人の為にクラスを進められます。そして漏れなく付いてくる大きな学びです。グループレッスンはその人だけの為のクラスは当然ながらできません。

昔、骨格や姿勢を見る仕事をしていた事もあり、その前は人体を見て描き、作っていました。陸上競技などを見ている時は、順位より競技ごとに違う体の作り方を感心して見てしまいます。そしてその背景を考えてみたり、浮かんできたりします。それをじっくり見られるのがマンツーマンです。

 

この日、心光寺さんでお会いした方との出会いはとても大きなものでした。
終わってからのお話の時間、内容も含めて本当に有難い時間でした。

 

何度も門の向こうを横切っては消えていく人の手をぐっと掴んで門の中に引き入れた気がします。実現さセル為には学ぶ事が沢山ありますし、誰かの役に立てる可能性もありますし、「そう在りたい」と強く感じた夜でした。山盛りのするべきことの山の中の目の前のカケラ一つから向き合って行けるよう精進致します。

 

というわけでゆくゆくはプライベートクラスを充実させていけるようにしたいと考えています。

 

でも…あまり運命を感じないと言いつつ、とりわけこの3年は運命だらけです。笑
毎日本当に幸せに、やり甲斐だらけで生きさせていただいている事に感謝致します。