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2024/6/3-4 京島駅KOLAMイベント

墨田区にある京島駅にてコーラムの二つのプログラムが開催されます。

6/3は私がひたすらコーラムを描くパフォーマンスを行います。描き終わった後に墨田区の景色に馴染み(馴染むのかわかりませんが)人が踏み、風で崩れていく様子を含めてご覧いただければと思います。

6/4の夜にはコーラムにご興味がある方に向けての紹介とWSを行います。京島駅という場所を踏まえて、アートとしての側面からのご紹介ができればと思っています。

KOLAMとは

毎朝女性達によって描き変えられるこの白い模様は何なのでしょうか?

アート?
おまじない?
趣味?
???

コーラムとは6世紀には既に存在していた真面目な伝統文化であり、お祈りです。ただ、見た目が美しく、時に不思議な模様でもあることから、時代の変化と共にアートとしての側面も強くなり、インドや各国のタミル人街に住む人の中にはインフルエンサーも出てきています。

6/4はコーラムについての紹介と、アートの側面や現代におけるコーラムについてお話してから一緒にコーラムを描いてみましょう。

何を体験して、学べて、できるようになる?

6/3のパフォーマンス

この白い模様がどのように描かれるかをご覧いただくことができます。

私は環境面への配慮から米粉だけで描くことを大切にしていて、描きやすくする為の石の粉や塩は混ぜていない為、よく動画であるようなスピーディーなものではありません。時間が許す限り描いていくつもりですので、どうぞお気軽にご都合の良い時間に覗きにきてみてください。

また、描き終わった部分はその時点から風などで少しずつ崩れていきます。人がいない時であれば雀が啄みにくることでしょう。景観に溶け込み朽ちていくコーラムも含めて眺めて、自然のサイクルも感じ取っていただければと思います。

1.6/4のワークショップ

コーラムとは一体何なのか基本的なお話をします。コーラムに関する知識は海のように大きなものです。インドにお住まいのブランミンの先生からそれを学んでいるその知識の一部をシェアできれば幸いです。コーラムの基本的な知識からアートとしての側面を知る事ができます。

また、実際に描き方を知って、自分で描けるようにもなります。

6/3 コーラムパフォーマンス詳細

コーラムとは本来は日が昇る前のブランマムフールタと呼ばれる時間帯に描かれますが、今回は京島駅の周りに皆様がご覧いただきやすい時間帯に描きます。

コーラムにはよくある伝統模様などが多数存在しますが、今回はオリジナルの模様を時間が許す限り描いていく予定です。伝統的なコーラムというよりアート寄りの作品になることでしょう。

また、コーラムの近くでイタチョコシステムのラショウさんが踊ります。インドでは音楽とコーラム、ダンスとコーラムの組み合わせは行われていますが、日本ではダンスとコーラムのコラボレーションは初めての試みです。

《日時》2024/6/3(月)14:00 – 18:00(小雨決行、雨天中止)
    お申し込み、ご予約不要

ラショウとは?

イタチョコシステムというソフトウェアハウス代表、ゲームクリエイター、仮面ダンサー、現代アーティスト。文字にすると伝わりにくいので、是非動画をご覧くださいませ。

6/4 コーラムWS

南インド、タミル・ナードゥ州に伝わる伝統床絵の紹介、アートとしての側面、現代におけるコーラムと描く人にもたらす作用をインドで撮影してきた写真をご覧いただきながらお話しします。今回見てきたインドについてのお話を含めて楽しい時間になればと思っています。その後に一緒に描いてコーラムを体験してみましょう。

コーラムに関わらず、インドに行ってみたい方、インドが気になる方もお気軽にご参加くださいませ。

《日時》2024/6/4(火)18:00 – 21:00
《参加料》インドの伝統に基づいて設定していません。感じた価値をお渡しください。

6/4のご予約

ご予約は直接ご連絡くださいませ。使いやすいもののどこにご連絡いただいても大丈夫です。

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公式ライン

コーラム関連グッズの販売

数が多くないので前日までのWSで売り切れになる場合もございますし、早い者勝ちです。その他、私が描くコーラムのコンセプトにマッチするインドグッズも一部販売予定です。

6/4 インドの服飾雑貨の販売

勉強仲間でもあり、今回神奈川でのコーラムWSでもコラボをする篠田清美(kirana)さんによる銅製のアーユルヴェーダグッズやギー、コットン生地の服、雑貨などの販売を予定しております。

彼女はヴェーダーンタの勉強仲間であり、7年間チェンナイでお仕事をしておられた方でもあります。渡印した時には泊めてくださったり、いろんなことを教えてくださったりとてもお世話になりました。

彼女のリサーチ力とアンテナは素晴らしく、今回の彼女の買い付けは私自身もとても楽しみです。チェンナイで多くの日本人のインド滞在をサポートしたり、通訳など幅広く活躍されている方です。買い物だけでも来る価値ありです!

篠田清美さんプロフィール

篠田 清美(Kirana)/ 千葉県出身

子供の頃からひたすら「自分とは何か」を考えることが多く、心理学や精神論などを学ぶ中、2011年に初めて訪れたインドで出会ったアーユルヴェーダに魅了され、以降はセラピストとして活動。その後ジョーティシュ(インド占星術)やヴェーダーンタに出会い、その伝統的な価値観(ヴェーダの文化)に魅了され、2017年〜2023年までは生活の拠点をインド(デリー、チェンナイ)に移し、会社員として生活する。

現在はインドと日本の2拠点生活をしながら、日本国内でジョーティシュの鑑定や入門講座をオンライン、対面にて行うとともに、インド各地で見つけた、その土地の魅力や伝統が詰まったプロダクト(様々な種類のコットン生地の服や雑貨など)や、アーユルヴェーダに関する製品、インドのオーガニック食品などを日本の皆様にお届けし、日本とインド、双方の人々の心が少しでも潤い、豊かになるような活動を目指している。

京島駅とは?

京島駅とは、コロナの始まる3年前に東京の下町で始まった芸術祭でアーティストのヒロセガイが名付けた古民家の名前です。 周辺ではスカイツリーを中心に下町の再開発が進む中、これまでの下町の生活の良さを知って貰うため、芸術祭が始まりました。 コロナにより非接触のコミュニケーションになり、学校や会社に行けず、家族とも距離を置くように生活が一変しました。 そんな社会に紛れて僕は東京の下町の住人となり、アーティストや大工、シェフ、学生などと古民家の再生をしています。 僕の仕事は、建物を新しくするのではなく、忘れられた懐かしい形跡を再評価して表現する事で、新しい文化、社会を作ろうとしています。

https://sumidaexpo.com/contents/840/#:~:text=%E4%BA%AC%E5%B3%B6%E9%A7%85%40%E4%BA%AC%E5%B3%B6%E9%A7%85,%E7%A5%AD%E3%81%8C%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

一歩入ると懐かしい空気に包まれる「京島駅」ですが、それだけでなく、あちこちにアーティストの仕かけが隠されているのがポイント。1階は田舎に帰って家族とくつろぐ空間、2階は祭りを眺める客席をイメージし、レストランやイベントスペースを設けています。

https://suumo.jp/journal/2021/09/03/182285/

伝統や古いものが好きな私としては懐かしい形跡を再評価して表現することで新しい文化、社会を作ろうとしているところに共感しています。今の日本社会において、伝統や残されたもの、再現不可能になっていくものにフォーカスする試みが素敵ですね。また、私事ですが、東京で生まれた身として下町の景色が残るというのも素敵なことだと感じています。

そのようなコンセプトの京島駅で伝統的なコーラムのアート的な側面をご紹介できるのはとても嬉しいことだと感じています。

京島駅ついてもっと知りたい方はこちらをご覧くださいませ。
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お気軽にお越しください

興味あるけど敷居が高い、お祈りとか言われても難しい、あまり時間がない、という方もお気軽にご参加いただける内容です。途中参加・退出も可能で投げ銭方式です。インドにご興味ある方、ラショウさんの踊りだけにご興味がある方も、お買い物だけでも、京島駅自体ご興味がある方も是非お越しくださいませ。

聞いてみて面白い、と思ったら終わってから京島駅にあるネパールカレーをいただきながらもう少し詳しくお話しきたら良いですね。個人的には久々にシェフのマニュさんカレーが食べられるのが楽しみでもあります。皆様にお目にかかれるのを楽しみにしています。