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初心者の自分がそこに行っても良いか心配になる時にするべきこと

表題の通り、初心者なのに私がそこに行っても良いのだろうか、参加して良いのだろうか、と思うことはよくあることです。

過去にお店を経営していて色んな展示やイベント企画をする側だったり、勉強会の主催をしている立場から、また、私自身の経験を踏まえてそういう時にどうすれば良いのかを書いてみました。

まず、2024年のバガヴァッドギーター15章の勉強会のお誘いとして、Medha先生が書かれていた記事を引用します。

去年、一昨年と開催していた初心者向けのクラスと違って敷居が高いというお声を複数いただきました。先生にお話すると「そう言う方にシェアしてください」といただいたものです。お声がけくださっていない方の中でも二の足を踏んでおられるかもしれないので、ここでもシェアしました。

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初心者の頃を思い出してみた

ヴェーダーンタキャンプに初めて参加する為、教科書を買い揃えたばかりのピッカピカなもの。

表題の結論から言うと「飛び込むべき」と思っています。

学び始めた頃、自分はどうだったか思い出したら、飛び込んでいなかったら後悔していたと思うからです。

私が初めてしっかりした勉強会に参加したのは、2017年の飯能での1ヶ月のヴェーダーンタキャンプでした。条件に「タットヴァボーダを学んだことがある人」とありましたが、それが何かわからず「少なくとも学んでいないし、聞いたら参加させてもらえないかも。。」と思い、申し込んでしまいました。

条件を無視して申し訳なかったと思いつつ「チャンスを逃すな」と言い聞かせてのことでした。

結果的に素晴らしい1ヶ月となり、一度諦めたサンスクリット語も楽しく学べました。今でもあの1ヶ月は宝物のような期間として時々思い出します。

その飯能のキャンプから帰ってきたばかりの記事はこちら。

その時分からなくても、難しすぎても良い

コーラムの上で寝る犬はその意味も知らないけれど、「よく目にしているんだろな、そして幸せそう」と思いながら撮った写真。余談ですが、我が家の犬もですが、時々コーラム舐めるんですよね。

実際、飛び込んだキャンプではわからなさすぎて意識が遠のくこともあったり、「何を学んだか聞かれても言葉にできない」ことも多々ありました。今も聞いてもわからないことは多々あります。でも、何度も聴いている内に言葉に慣れ、聞きやすくなり、「あ!そうか!」と思うことも増え、わからないことを質問して、またわからなくなったり、理解が深まったりを繰り返しながら今に至ります。

私は出来がそんなに良い方ではないのでこんな感じですが、わからなくても聴いている部分はやっぱり面白くて興味深かったり、聞き続けたいと思っていたのは最初から今も変わらないことです。先生は「何度も聞いてクラリティを上げていく」とよく仰いますが、何年も聞いていると、こういうことか、とわかってきています。

最初は何でも全員初心者

自分が関わってきた仕事として、ヨーガにしろ、アートにしろ、最初は素人でした。

私がデッサンを本気にさせてくれた先生は今思い出しても良い先生です。初めてそのクラスでデッサンをして不安な線を弱々しく描いていた時、憧れるほど美しく強い線を私の画用紙の裏面に描いてくださったのでした。「こんな3本の線だけで立体も奥行きも出せるねん」と微笑みながら。

初めて参加したヴェーダーンタキャンプの1時間目、Medha先生のチャンティングを聴いた時、「今まで聴いてきたものと違って音が美しい!」と驚きました。それだけで私もその発音でチャンティングできるようになりたいと思いました。加えて面白く感じた文法のクラス、まだよくわからないけど楽しいヴェーダーンタのクラスの話。もっと知りたいと思わせてくださいました。

コーラムでお世話になっているガーヤットリー先生の場合は、初対面の私に惜しみなく教えてくださり、沢山の描いてきたコーラムの写真を見せてくださりながら解説してくださりました。描いて見せてくださる技も素晴らしくて驚かされました。私ももっと意味を知って描けるようになりたいと思ったものです。

どれも直接習ったその1回目がないと今に繋がっていません。

飯能のキャンプに参加を決めた時点ではデーヴァナーガリーがギリギリ読める程度でしたが、1ヶ月が経つ頃はこんなクラスが楽しく受けられるようになっていました。写真はギーター2:40のパダッチェーダと解説の時のもの。

ダメだったらやめたらいい

言うまでもなく、私は全て大当たりな人生ではありません。いろいろ試してダメだったらダメでやめたらいいというのが今も正解だと思っています。ピアノのレッスンも英語のレッスンもやめましたし、何回もヨガに通うのもやめました。

何を学ぶのかも、誰に学ぶのかも、どうやって学ぶのか、何をするのか、全て試してはやめ、「これだ!」と継続しているものだけが続いています。

どれもまずは頭で迷いがちですが、確実なのは頭だけで考えている内は何も始まらないことです。それは諦めたのでもなく垣間見ることもしないこと。もちろん、自分の人生に完全に不要なものはそれで良いのだとは思っています。

次回は無いと思って動く

でも、良いものとして興味があるならば、一度だけ体験してみることをお勧めします。

「次の機会に」
「今はタイミングじゃない」
「難しそうなので」
「今の自分が受けてはいけないかもしれない」

特定の誰かを指しているわけではなく、お断りの連絡と共に昔から実によくいただく言葉です。でも、全く同じ機会は無いと思った方が良いと私は考えています。同じ内容の講座があったとしても日時が違いますし、取り巻く環境は時間の分だけ変わります。何より人は年々歳を重ね、体力は落ちていき、できることは減っていきます。

また、印象に残っていることがあるのですが、勉強会にある方が一度お越しになり、捨て台詞を残してこなくなりました。初主催の時のことでショックを受けて先生に話したのですが(←当時の私は随分繊細だったんだと思いますが。。)先生は「一度でもクラスを受けられて良かったやん」と仰ったのでした。

私は「本当にその通りだ」と思い、一回で去られる側になっても、自分が一回で諦めることになっても同じだと感じています。後悔のない、その時の自分にとって良い選択をいつもできるようにしたいと思うきっかけの出来事でした。

悩んでいる時間、先送りにする時間が沢山あるほど人生は長くないと感じています。もし読んでくださっている方がおられるならば、是非、「良いものとして興味があるならば」一度挑戦してみませんか?

2024年大阪バガヴァッドギーター15章三回間連続講座の詳細とお申し込み

今、学びたいと思っている方に逃して欲しくない講座の詳細とお申し込みページを置いておきます。9月と11月のお席が残り少なくなっています。

「いきなり15章なんて!最初からじゃないの?」とお思いの方もおられるかもしれませんが、15章はこの章だけで完結しているそうです。因みに私自身、ギーターは飛び飛びで学んでいますし、1章から順番に、という学び方をしていませんし、15章は初めて学ぶのでとても楽しみです!

2024年大阪バガヴァッドギーター15章三回連続講座の詳細&お申し込みページはこちら。

この機会が必要な方に届きますように。