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2020年の挨拶と16Personarities

ブログを見てくださっている皆様へ。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2019年は個人的には非常に充実していた年でしたが、勉強に使う時間が減ってしまった年でもありました。

勉強というのは座って行うサンスクリット語やヴェーダーンタの勉強を指しますが、生活の全てが勉強であり、ヨーガです。減ってしまったと感じたのは自分の認識の至らなさだと痛感した年でもありました。今年は大阪ヴェーダーンタ勉強会も一区切りする年になるので気合を入れていきたいと思っています。

また、伝える、シェアをしていくにあたり、その難しさを改めて感じています。
正しいことをそのまま伝えることは大切ですが、それが本当に理解に繋がっているのだろうか、自分はこう理解したけれど、他の人には違う方法の方がすっと入ってくるのではないだろうか、などということも考えさせられた年でした。

今年はわかりやすさを目指したクラスができるように、精進していきます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

以下、好き勝手に長文を書いていますのでお時間があってご興味おありの方はおつきあいください。


現状維持バイアスという言葉があります。

自分にとって素晴らしい価値、伝統は完璧なのでそのまま他者にも伝えたくなります。でも、知らない相手にして見たら伝統なんて「どーでもいい」ことが多く、そのまま伝えても面倒で難しいだけで終わることが多くあります。

イノベーター理論に合わせて考えてみると私は迷うまでもなくLaggardsと呼ばれるところに入ります。イノベーター理論とは1962年にアメリカの社会学者エベレット・M・ロジャース教授が提唱した理論です。

Laggardsとは伝統が好きで流行に関心のない人達が属しています。全体で言えば16%しかおらず、多くの人はEarly MajorityやLate Majorityと呼ばれる所に属します。Early Majorityとは慎重だけど新しいものを取り入れられる人、Late Majorityは懐疑的なので大多数の人達が何を選択するかを見てから選択する人達です。この二種類が全体で70%弱を占めていると言われています。

何が言いたいかというと、全体の中で16%しかいないタイプの私が、70%の人達にそのまま伝えるのは非効率なのでは?ということです。

今まで、なぜ自分が好きなものは廃盤、閉店、廃刊、リニューアルしてしまうのか不思議に思っていました。同じ16%に属する人は理解できると思うのですが、自分が好きなものはどんどんなくなっていってしまうのです。自分が欲しいものは殆ど市販されておらず、仕方ないので作ってしまう人も理解してもらえるかもしれません。

ただ、私の場合は全て伝統じゃないといけないというわけではなく、まだないものにも心踊るタイプでもあります。理想は伝統と革新的なものの共存です。だからロンドンという街が好きで何度も訪れたのかもしれません。どちらかだけでは物足りないのです。

因みにLaggardsの正反対がInnovatorsと呼ばれる冒険心にあふれた新しいものが好きなタイプです。全体の2.5%です。さらに言うならばInnovatorsの隣はEarly Adoptersと呼ばれる流行に敏感で情報を自分で収集し、判断するタイプで周りの消費者に影響を強く与える存在です。全体の13.5%です。今でいうインフルエンサーでしょうか。私は自分で情報を収集し、判断するタイプですが他の消費者に影響を与えないタイプなのでほんの少しだけかじってるくらいかもしれません。

思うにこれは正反対ではなく全てサークルになっていて、Laggardsの隣にはInnovatorが存在していて、それが混ざっているのが自分だと考えるのが非常にわかりやすく納得してしまいます。以下のようなイメージです。

そして自分はこの辺なのかな?というのが以下の図です。

思えば私は16PersonaritiesでINTPというものに属します。これは全人口の3%でメジャーなタイプとは言えません。しかも女性のINTPは日本社会では非常に生きにくいとされています。これは子供時代からずっと経験してきたことなので納得しています。合理的で矛盾に気づくので面倒な人間なんですよね。したい事はとことんする、そうでない事はどうでも良いというタイプです。

16Personaritiesを調べて見たい方はこちらからどうぞ。正直に答えると結構当たると思います。当たって嬉しいとかではなく、自分の傾向を客観的に見るのに役立つと感じています。

私は何度試しても、いつもブレずにINTPなのでもう試す事はないでしょう。こんな面倒な奴が自分なのか!とわかった時も、イノベーター理論同様好きなものや欲しいものが市販されていない、廃盤、廃刊、閉店していってしまうのもよくわかった気がしました。客観的に自分の良くないところを知るというのは非常に便利なものです。

話す時、何かを伝える時、理解してもらいたい時にはよりわかりやすく、自分の価値観の押し付けにならないようにしていかなくては、と年末に体調を崩してのんびり休養しながら、また新年、体調の回復を待ちながら考えていました。

そもそもこういう記事自体がINTPをよく表していると思います。。

色んなタイプの人たちが幸せに生きやすい社会になることをいつも願っています。
改めて、本年もよろしくお願いいたします。