コンテンツへスキップ

タラブックス展@奈良県立美術館

 

タラブックス展を見てから、奈良県立図書館の窓際のソファに座って昔住んでたマンションや歩いていた通学路、若草山、コーラムが沢山載っている本やサンスクリット文法の教科書やノートを眺めていたらふわっと心が緩んだようなほわっとした暖かさを感じました。

 

なんとも言えない懐かしい感覚です。
何も繋がっていなさそうなのに、繋がってるような。
まぁ、純粋に幸せなんでしょう。

 

お目当のタラブックス展は図書館3階の一部を使った展示でした。

 

 

タラブックスの在り方は、自分が「したかった」と感じていた「ものづくりの形」を実現させていて世界に発信している存在です。丁寧で、手作業で、センスが良くて、内容も素敵。日本ではこういうものづくりは理想論だと色んな職場で叩き込まれて、結局私は会社でのものづくりから離れてしまいましたが、インドでは丁寧なものづくりが行われていて、しかも世界でも認められていて本当に素敵な事だと思います。インド人だったら就職したい会社だったかもしれないなぁとも。

展示されている本は見ることができたのですが、印刷ではなくシルクスクリーンで刷ったそのものでつくられた絵本の力強さと美しさといったら素晴らしいものです。いつか工房を見学したい!と強く思いました。

絵本や工房の紹介だけでなく、見所はブラウジングコーナーにもありました。
一部タラブックスの絵本もあるだけでなく、インドに関わる本のセレクトがとても興味深く、今まで散々探して見つけられなかったような本にも出会う事が出来ました。オンラインショップでは出来ない出逢いですね。また、タラブックスの働き方にかけてなのか「働き方」に関する本も多数置かれていました。素敵な司書さんがいらっしゃる図書館なんだなぁと感じます。

すぐ近くにゆったり座って読めるスペースも沢山あるので休みの日にゆっくり本を見にくる所として近所に欲しくなりました。

また奈良に住みたいなぁ。帰りたいなぁ、というお出かけでした。