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大人の遠足、縄文農法を見に。

10/28に勉強仲間達4人でレンタカーを借りて丹波市まで出かけていました。

4〜10月で行なっていたチャリタブル・ヴェーダーンタ勉強会にて、ご賛同いただいた方で支援金を集めていました。元々は無農薬の農家さんに寄附しようという試みだったのですが、調べていく途中で「けんこう農房」さんをご紹介いただきました。そこで行われている縄文農法とは引かない、足さないという究極の農法でした。またバーバラさんこと松原さんにお会いして見て種の問題を知って欲しいという思いの元、明るく前向きに楽しみながら活動されている事を知ってピンと来て支援先に決定したのでした。

10月でチャリタブル・ヴェーダーンタ勉強会もひと段落ついたので希望者で黒枝豆の収穫日にお邪魔させていただきました。

 

 

この日は見事なまでの晴天。
山の緑とのコントラストが美しい日でした。

 

 

 

縄文農法は固定種、在来種の種から育てて引かない、足さない究極で、自然な農法です。
雑草の中に埋もれるように育つ黒枝豆は知識が無い人には作物なのか何なのかもわからない状態です。

 

 

収穫の仕方、枝の落とし方を丁寧に教えていただき、収穫体験をしました。

 

 

元気で大きなお腹の産卵間近のカマキリがひょっこり。

 

 

 

実の選別をして、袋に入れるところまでの作業体験も行いました。選別の仕方は「自分が買った時にこれはちょっとなぁと思うものを落とす」という、とてもわかりやすい説明でした。

 

 

ウコンの収穫もされたようです。葉も使えるという事は初めて知りました。
これらでウコンオイルを作るそうです。以前サンプルをいただきましたが品質が良く、経口摂取することも、肌に使うこともできる優れものです。

 

 

その後はみんなでわいわい昼食タイム。
ベジタリアンは私だけでお弁当を持参していたのですが、ベジに興味は持たれても「肉食べないとダメだよ!」なんていう人も誰もおらず、とても気持ちの良い方ばかりでした。

収穫した黒枝豆で作ったおにぎりとお漬物はいただきましたがとても美味しかったです。

ご馳走様でした!

 

 

バーバラさんから届いたこの写真が素敵で気に入っています。
ほとんどの人が初対面だったのにみんな笑顔で美味しく頂きました。

 

 

理事長の福川さんに支援金をお渡しする瞬間を有村さんが撮ってくださっていました。掲載している写真の多くが有村さん、泰子さん撮影のものです。

福川さんよりメールをいただき、種や農具、広報、拠点作りに使ってくださるようです。
活動の一部として生きていくんだなぁと思うと嬉しいです。

この福川さんが会った瞬間から畑のこと、作物のことを沢山教えてだくださりました。また、バーバラさんをはじめ皆さんがとても生き生きと笑顔で楽しそうに作業をされているのが印象的でした。この素晴らしい自然環境と畑、作物に触れていると人と人の間の壁すら低くなるのかも、というくらい、自分も含めてみんな自然体でその場にいられるような素敵な所でした。

 

 

あまりに会話が弾んで道を通り過ぎたりとコントのような帰り道。
帰る間際まで笑ってました。

バーバラさんからのメールで「レンタカーの赤色と丸みのあるボディの形がテントウムシに見えて(←赤のマーチでした)、そこに乗った4人がまるで今から遊園地のアトラクションでおとぎの国へ行くかのように思えて」という一文があり、私たちがいかに楽しませていただいたかが他者の目を通してよーくわかりました。笑

 

 

収穫した黒枝豆を早速オススメの蒸し焼きにした写真です。
普通に買う枝豆とはこんなにも差があるのか!と驚くくらいの豊かな味です!

今年は一般に流通している枝豆は不作だったそうですが、固定種・在来種の種だからなのか、縄文農法だからなのか豊作だったそうです。そして売り切れになる程人気もあるのだとか。過去にイノシシやシカに荒らされたり色んなご苦労があった中で、着実に活動を続けて育てていく姿は本当に素晴らしいものを感じます。

チャリタブル・ヴェーダーンタ勉強会は終了致しましたが、個人的には種の問題の関心は続いているので何らかの形で関わっていけたらと思っています。時々活動にも参加できたらとも考えていますので、勉強仲間の皆様も、そうでない方もご興味おありでしたらお声がけくださいませ。

里山・限界集落けんこう農房さんのサイトはこちらからご覧いただけます。
ブログはこちらからどうぞ。

 

簡単ではありますが、けんこう農房さんの見学、支援金のお渡しのレポートとさせて頂きます。

勉強会にご参加の皆様でご不明点などございましたらメール、スタディグループなどでご質問くださいませ。